クチナシの花の清楚な佇まいに胸を膨らませて栽培されている方は多いと思います。
でもいざ開花時期を迎えると
花が咲かない・・・
蕾がぽろぽろと落ちてしまう・・・
なんてことがよくあります。
これは鉢植えで結構起こることなのでその原因と対策について紹介したいと思います。
クチナシが咲かない原因は?
クチナシが蕾まで育ったのにぽろぽろと落ちてしまう。
そんな経験をされた方は少なくありません。
虫なのかな?と思うのが自然なのですが実はそうではありません。
クチナシが開花しない最も多い理由は実は「根詰まり」
根がぎちぎちまで張ってしまい水がうまく吸水出来ずに蕾が枯れてしまうことが多いからです。
根詰まりかどうか確かめる方法ですが、水あげをたっぷりしているのにすぐに乾いてしまう場合は可能性が高いです。
また蕾に過度なストレスがかかっている可能性もあります。
半日陰の風通しのいい場所がいいのですが、
風が強すぎませんか?
雨が当たる場所にありませんか?
日差しが強く当たりすぎていませんか?
このような状況だと蕾に負担がかかり枯らしてしまうことになるので一度置いてある場所を検討しましょう。
花を咲かせるための対策・植え替え
主に根詰まり対策です。
根詰まりを解消するのは植え替えをすること。
植え替えの目安は2年に1度くらいですね。
時期は4月中旬から5月にかけて、または9月中です。
植え替えの方法は簡単で、鉢から引っこ抜いたら根っこをほぐし古い土を落とします。
そして太い根っこ以外の根っこを半分以下までハサミで切り落とします。
土壌は樹木用の土に黒土・腐葉土を混ぜたものを入れることで通気性と保水性の高い土を作ります。
これらを少し大きめの鉢に植えるのがいいのですが、大きくしたくない場合は3分の1ほどまで根っこを切ってコンパクトに仕上げましょう。
これだけでおそらく花を咲かせてくれると思います。
また追肥も2月~3月と8月前に油粕を少量施してあげましょう。
対策・置き場所
クチナシはお日様が好きなくせに日差しに弱いわがままなところがあります。
4~6月は日なたにおいてあげてたっぷりと日差しを浴びさせてあげましょう。
7・8月は日差しが強いため半日陰においておくことが大事です。
9月~10月も日なたに置いておけばOKです。
風通しがいい場所に置いておくことがいいのですが、風の強い日や雨が降る日は当たらない場所に移動しておくことも大事です。
また水が好きな性質ですが、多すぎると根腐れも起こすので日陰に移動したときは水をあげすぎないように心がけてください。
まとめ
よくクチナシは鉢植えが簡単という書き込みを見ますが、上記の状態で花を咲かせなかったり害虫なども多いので手間が多い部類の植物だと私は思っています。
しかししっかりと育てた後の姿・香りは何とも言えないので報われた気持ちになります。
ぜひ対策をしっかりとたてて最高の6月を迎えましょう!
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