クリスマスのシーズンになるとよく見かけるようになる「ポインセチア」
赤と緑のコントラストがまさにクリスマスって感じですよね!
なので店先で思わず買ってしまった人も少なくはないと思います。
そのまま育てて冬を越すことができた人は次の年のクリスマスにも赤くしたいですよね!
(ポインセチアは冬越しが一番難しい)
実は日本でポインセチアを栽培すると赤くならない、なってもクリスマス後など上手く赤くなりません。
なのでクリスマスに向けて葉を赤くするための時期とやり方の紹介をしたいと思います。
ポインセチアを赤くさせるための方法
ポインセチアが赤くなっている部分は葉っぱでも花でもなく苞(ほう)と呼ばれているものです。
これは虫などを誘うために赤くなるそうで、花が実は苞のなかにあるツブツブなんです。
そして、ポインセチアは短日植物であるため花をつける条件が日照時間が短くないといけないのです。
さらに日照時間が長いと花をつけません、そうなると苞は赤くならないのです。
そのために行うのが「短日処理」と呼ばれる方法を行います。
短日処理の時期とやり方
短日処理を行うのはポインセチアが旺盛に成長している8月末から9月上旬からスタートしなければなりません。
この時期の日本は秋分の日を迎えるまでは日照時間が12時間以上あるため意図的に光のない状態を作らないといけないんです。
この意図的に日照時間を短くする方法を短日処理と呼びます。
短日処理は夜の時間帯を13時間以上になるように工夫をします。
(本などによっては12時間などあります。)
・短日処理のやり方
短日処理のスタート時期は8月末遅くても9月上旬には始めてください。
光を当てない時間帯を13時間と固定するために夕方5時から朝の8~9時までの間、光を遮断します。
遮断方法は段ボールをかぶせるのが主なやり方です。
少しでも光が入ると失敗するので、段ボールの隙間がなくなるようにガムテープなどで隙間を無くしましょう。
また別の方法として、黒いビニール袋をかぶせるというやり方もあります。
ちゃんと遮光できているか素材を確認してから被せましょう!
被せている間は決して覗いてはいけません。
1日でも途中で光を浴びるとリセットされてしまい最初からやり直しになります。
これを1ヶ月ほど行うと先端が少し赤くなるので確認ができれば成功です!
短日処理が失敗してしまう理由
短日処理を失敗してしまう理由のメインはを浴びてしまったということ。
盲点になりがちなのが「蛍光灯の光」
蛍光灯も植物にとっては光と認識しているので、現代の環境では油断をすると夜に蛍光灯の光によってリセットされてしまいます。
また被せるものに関して毎回穴が開いていないか確認をしましょう。
怠ると毎回同じものを被せていて穴を開いていることに気づかずに失敗します。
そして意外と盲点なのが「温度」
ポインセチアは暖かい気候のほうが向いているので、北の方などは15度以上になるように気をつけないとだめです。
なので室内に置いておいたほうがいいでしょう。
また、めんどくさくなって光を当て続けなくなることも育成条件が悪くなり枯れる原因にも
旅行等の場合は被せたままでいいのですが3日以上は枯れ始めてしまいます。
ポインセチアは短日処理をしなければならない割りには日光が大好きで光を当てないとすぐに元気がなくなってしまうので
ちゃんと光を当てるときは日向におきましょう!
まとめ
ポインセチアを赤くするには短日処理をしなければならないのですが、ハードルが高くめんどくさがりにはとても向いているとは言えません。
しかし、ちゃんと育ててればしっかりと応えてくれるので達成感があります。
頑張って赤くしたいという人は是非やってみてください。
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