秋には多くの果物をもらう機会が増え親戚や知り合いから梨をもらったりすることって多いと思います。
なのでわが子や夫に梨をお弁当のデザートに持たせるご家庭は多いかなと
でも梨が臭かったなんてことを言われたことありませんか?
これは梨のある特性がそうさせているので紹介したいと思います。
お弁当の梨のニオイの正体は?
お弁当の箱を開けるとツーンと香る梨のニオイ。
たとえるならヨーグルト臭と言われることが多いのですが、この香りの正体は一体何なのかというと実は「アルコール発酵臭」
果物の多くは皮などの表皮に酵母があり、その酵母が梨に含まれるグルコース、フルクトース、ショ糖などの糖を分解します。
この分解によってエタノールと二酸化炭素を生成ができるので、このエタノールが臭いの主な原因になるんですね。
梨は特にブドウに並び発酵がしやすい果物として有名で天然酵母づくりに用いたりすることも多いです。
そのためお昼の時間までに発酵が進み独特な香りがするようになります。
もし違う香りがするという場合は菌の腐敗臭なので容器を清潔なものを選ぶようにしましょう!
お弁当の梨の臭い対策
さてではどうすれば梨の発酵臭を抑えることができるのでしょうか?
アルコール発酵は酵母影響しますので、まずは酵母をどうするかが問題ですね。
・酵母の活動を抑える
梨のアルコール発酵と温度の関係性は酵母の種類が多いので正確なものが分からないのですが、アルコール発酵の多くの論文を読んでも温度と相関性があります。
大体は適温があり特定の温度帯では一番発酵し、温度が低ければ発行のスピードは格段に落ちると言われています。
なので梨を切った場合は、個別にパッキンにしまいその上に保冷剤を置きゴムなどで止めるのがいいです。
オススメなのはケーキ屋さんの保冷材、周りに汗ができないように紙になっていますし、サイズもちょうどいいものが多いです。
後はしっかりと保冷バックなどにしまえればなお良しですね!
・酵母の数を減らす
これは懐疑的な部分もあるのですが、皮に酵母が多いのでしっかりと皮をむいて洗えば発酵のスピードが落ちるという考え方です。
やらないよりはまし程度なので参考に一つ。
お弁当の梨の変色対策
お弁当といえば変色も気になりますよね。
リンゴなんかもそうですが、梨も変色が目立つ果物です。
茶色くなってしまう理由は含有されているポリフェノールが酸化されることによって起きてしまいます。
なので酸化を防ぐことができれば変色は防ぐことが出います。
主な変色を防ぐ方法を紹介します。
・塩水をくぐらせる
リンゴでもやられている方法です。
これは塩のナトリウムイオンが酸化を防ぐ効果があるためです。
量としてはボールに水を張って小さじ1程度の塩でOK
これを30分ほどつけておきます。
・レモン汁をかける
レモン汁に含まれているビタミンCが酸化を防ぐ作用があるため変色に有効です。
また梨との相性もいいので爽やかな味わいになります。
・砂糖水やはちみつ水に浸す。
これは切った梨の表面を砂糖でコーティングすることによって空気に触れさせないという効果があります。
砂糖水の場合はカップ1に大さじ1の分量
はちみつ水はカップ1に対して大さじ2の分量でOK
コーティングがメインなので1分もつけておかなくても効果がありますよ!
しょっぱいのや酸っぱいのが苦手な人にお勧めな方法です。
まとめ
梨は放置しておくと変化がしやすい果物です。
お子さんなどに甘くて人気な果物ですので、ぜひお弁当に持っていきたいと考えている人はこの方法を使ってみてくださいね。
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